安中環境アートフォーラムコンペ案

◇date

2003/07

設計/安宅研太郎

+杉本洋平(Track)

群馬県安中市にある新幹線駅「安中榛名駅」前開発地区の環境アートフォーラムという新しい公共建築のコンペ案。

コンペ前に討論された住民会議の要望(何でもありに近い)の内容を取捨せずに「全て」反映し、さらに今後のワークショップの経過に柔軟に対応できるシステムを考案し、同時に新しく出現してしまう25000?Fの広大な風景をどのように創出するかが、我々の取り組んだポイントであった。

敷地全体を俯瞰
商業地区側に形成される公園・建築ファサード
PLAN
SECTION
フィールド

様々な個別の活動が発生しつつも一体感がある

フィールド上の活動そのものがランドスケープとして周辺から認識される

頂部では安中市街を一望できる展望を確保

反りあがったフィールドの下ではコートユニットがガラスのファサードによって統合され対面の商業施設とともに都市的な表情をつくり出す

コート・ユニット

コートのなかに諸施設(会議や創作、展示や上演、または教育やボランティアといった様々な活動を支える施設)が置かれ「コート・ユニット」を構成する。

コートの大きさや配列は、そのプログラムにより自由に設定が可能である。

各コートはフィールドと連続した花や桑の畑となり、ここでの活動を空間的にまとめるとともに、諸室の規模の調整する役目を持つ。

各コート・ユニットに挟まれたスペースは、対面の部屋を相互に接続することで、規模の変化や様々な空間の組み合わせに対応することが可能となる

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